緑に癒されない日々。
花を育てれば咲かせたい。木を育てるなら立派にしたい。買うなら安く売るなら高くと人の欲は尽きなくて植物と向き合う業はかくも深い。
盆栽中年とその周辺
このブログの管理人名である「盆栽中年とその周辺」は,
深沢七郎の小説『盆栽老人とその周辺』から拝借しました。
本家の小説に登場する「盆栽老人」は
主人公の家の近所に住む盆栽名人のことですが,
このブログに登場する「盆栽中年」は書き手であるわたし自身で,
「その周辺」は知り合いの盆栽業者や愛好家のこと。
「盆栽中年」がお金をかけずに育てている盆栽モドキの写真と,
「その周辺」から伝え聞いた,月刊『近代盆栽』や『盆栽世界』を
読んでいるだけでは決して見えてこない業界の真の姿を伝えるのが
このブログの二本柱です。
『盆栽老人とその周辺』は特に盆栽を中心に据えた話ではなく,
盆栽を狂言回しにアクの強い庶民のバイタリティあふれる姿を
描いた小説なので,これを読んだからといって
盆栽業者や愛好家の姿がわかるということはありません。
むしろ「田舎暮らし」をしたいと思う人が,
田舎の濃密な人間関係を知るのに良いと思います。
深沢七郎といえば,デビュー作にしてベストセラーの『楢山節考』を
忘れることはできません。
この作品は1958年木下恵介監督,1983年今村昌平監督と
二度にわたって映画化され,今村版はカンヌ国際映画祭で
最高賞のパルム・ドールを受賞しています。
わたしは今村版を見ましたが,村の因習に従って年老いた母親を息子が背負って山に捨てに行くというストーリはあまりに重く切なく,
二度は見たくないというのが正直な感想です。
しかし,悪しき個人主義がはびこり,
子が親を平気で殺し,親が子を平気で捨てる今の時代にこそ
もう一度振り返って見るべき作品ではないかと思います。
深沢七郎の小説『盆栽老人とその周辺』から拝借しました。
本家の小説に登場する「盆栽老人」は
主人公の家の近所に住む盆栽名人のことですが,
このブログに登場する「盆栽中年」は書き手であるわたし自身で,
「その周辺」は知り合いの盆栽業者や愛好家のこと。
「盆栽中年」がお金をかけずに育てている盆栽モドキの写真と,
「その周辺」から伝え聞いた,月刊『近代盆栽』や『盆栽世界』を
読んでいるだけでは決して見えてこない業界の真の姿を伝えるのが
このブログの二本柱です。
『盆栽老人とその周辺』は特に盆栽を中心に据えた話ではなく,
盆栽を狂言回しにアクの強い庶民のバイタリティあふれる姿を
描いた小説なので,これを読んだからといって
盆栽業者や愛好家の姿がわかるということはありません。
むしろ「田舎暮らし」をしたいと思う人が,
田舎の濃密な人間関係を知るのに良いと思います。
深沢七郎といえば,デビュー作にしてベストセラーの『楢山節考』を
忘れることはできません。
この作品は1958年木下恵介監督,1983年今村昌平監督と
二度にわたって映画化され,今村版はカンヌ国際映画祭で
最高賞のパルム・ドールを受賞しています。
わたしは今村版を見ましたが,村の因習に従って年老いた母親を息子が背負って山に捨てに行くというストーリはあまりに重く切なく,
二度は見たくないというのが正直な感想です。
しかし,悪しき個人主義がはびこり,
子が親を平気で殺し,親が子を平気で捨てる今の時代にこそ
もう一度振り返って見るべき作品ではないかと思います。
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