鉢がなくちゃ始まらない!その4

《前日のエントリーからのつづき》

本式の金繕いではない,
「なんちゃって金繕い」で使うのは,
釣具の表面仕上げ用に売られている
特製うるし」です。

これは熱帯植物から採取した原料を元に作られた合成樹脂で,
一般に「カシュー」と呼ばれるものです(多分)。

かぶれが少なく,値段も安いので,
実用品の修理にはこれで十分です。

陶器の修復に使う場合は,
瞬間接着剤やパテで「割れ」や「欠け」を補修した後,
これを塗り付けて乾かせばOK。

今回は微細なハガレだったので
うるしを厚塗りして済ませたのですが,
これが失敗でした。

補修後,パッケージの説明を読んだら
「厚塗りをすると硬化が著しく遅れます」
と書いてあり,案の定,
1週間経っても固まる気配がありません。

仕方がないので,
来春の植替えまでこの鉢は放置することにしました。

ちなみのこの「特製うるし」,有機溶剤を含んでおり,
尋常でない悪臭がするので,室内で作業する場合は
十二分に換気を行う必要があります。
寒い冬場の使用は,できれば避けた方がいいかもしれません。

テーマ : 盆栽 - ジャンル : 趣味・実用

タグ : 盆栽 修理 金継 金繕

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プロフィール

Author:盆栽中年とその周辺
盆栽好きだった祖父と暮らして,盆栽と盆栽業者と盆栽業界を見つめ続けてウン10年。
曲げたり寄せたり削ったり人形乗せたり苔張ったりと,心病める現代人の歪んだ全能感を満たす箱庭療法に成り下がった今時の盆栽に背を向けたひねくれ者の,月刊「近代盆栽」の提灯記事には騙されない日常。

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