高木コレクション散逸・その9

《前日のエントリーからのつづき》

この問題の最大の核心は,
人生の最晩年に至っても高木氏の回りには
信頼の置ける人物がいなかったということです。

彼の回りに集まった盆栽業者は
結局利益に預かりたいブローカーばかりで,
盆栽という趣味の世界においてすら
信頼に基づく人間関係を築けなかったようです。

高木氏が盆栽を買うときは,売り主と高木氏の間に
○香園,○樹園,近○,○田園芸の4者は必ず入って
それぞれ利益を抜いていたそうです。

高木氏が盆栽を盛んに買っている頃,
国風期間中に上野グリーンクラブを氏が訪れると,
蜜に群がるアリのようにブローカーが集っていたそうですが,
盆栽購入が一段落した後は
誰も寄りつかなくなったそうです。

高木氏が亡くなったとき,近○は
「盆栽業者の中には高木氏を悪く言う者すらいた」などと
さも自分が高木氏の理解者であるかのような論調で
追悼記事を書いていましたが,
近○にとって高木氏は大きな金づるでしたから,
擁護記事の一つも書かないと罰が当たるというものです。

高木氏は晩年
「近○とも竹○園とも縁を切って綺麗な体になりたい」
と言っていたそうですが,
氏が盆栽を自分の回りにいる盆栽関係者ではなく
さいたま市という自治体に託そうとしたことから考えて,
それは事実だと思います。

《翌日のエントリーへつづく》



テーマ : 盆栽 - ジャンル : 趣味・実用

タグ : 盆栽 高木盆栽美術館 明光商会 高木禮二 高木礼二 さいたま市 5億

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プロフィール

Author:盆栽中年とその周辺
盆栽好きだった祖父と暮らして,盆栽と盆栽業者と盆栽業界を見つめ続けてウン10年。
曲げたり寄せたり削ったり人形乗せたり苔張ったりと,心病める現代人の歪んだ全能感を満たす箱庭療法に成り下がった今時の盆栽に背を向けたひねくれ者の,月刊「近代盆栽」の提灯記事には騙されない日常。

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