大宮盆栽村

さいたま市には通称「大宮盆栽村」
と呼ばれている地域があります。

大宮盆栽村の詳しい説明は,
社団法人さいたま観光コンベンションビューローのサイトに
譲りますが,観光コンベンションビューローのサイトで
紹介されていることからも分かるように,
近年さいたま市は「盆栽村」を観光地としてPRしています。

では地元の盆栽業者は行政にPRしてもらって大喜びかというと,
わたしが見聞きした範囲では,
ちょっと事情が違うように見受けられました。

盆栽村というのは言ってみれば小売業者の集積地で,
盆栽を趣味としてやっている人の間では既に有名なところです。

一方,観光地としてのPRを見て盆栽村を初めて知る人は,
盆栽に対する深い興味も理解も無く,
暇つぶしに盆栽村を訪れるだけで,
観光客の誘致は新たな顧客獲得に
ほとんどつながらないそうです。

観光客が押し寄せた所で,
儲かるのは鉄道会社とコンビニくらいで,
盆栽業者にはまったくお金が落ちません。
全盛期に30軒近くあったという盆栽業者の数も,
今や6軒にまで減少しています。

盆栽村を地域資産として活用するのはいいとして,
肝心の資産のほうはやせ細る一方です。
PRも大事ですが,行政はもっと実質的な
サポートを考える必要があるかもしれません。

ちなみにオンライン百科事典のWikipediaの日本語版にも
「盆栽村」のエントリーがありますが,
記載内容は間違いだらけで,
資料的な価値はゼロです。(2007年8月17日現在)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%86%E6%A0%BD%E6%9D%91

テーマ : 盆栽 - ジャンル : 趣味・実用

タグ : 盆栽

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プロフィール

Author:盆栽中年とその周辺
盆栽好きだった祖父と暮らして,盆栽と盆栽業者と盆栽業界を見つめ続けてウン10年。
曲げたり寄せたり削ったり人形乗せたり苔張ったりと,心病める現代人の歪んだ全能感を満たす箱庭療法に成り下がった今時の盆栽に背を向けたひねくれ者の,月刊「近代盆栽」の提灯記事には騙されない日常。

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