夜盗虫その1

わたしは子供の頃から庭に盆栽があふれる環境で育ったため,
かえって室内に泥の入った鉢を持ち込むのが苦手です。

盆栽を長い間健康に保つためには屋外管理が必須ですが,
常に屋外に置いている盆栽にどういう生き物が住み付くか,
現場を見てしまっているので,そういうものをわざわざ室内に
持ち込みたいとは思いません。

ただし例外があります。

例えば台湾オギ。
この植物は直射日光に当てるとつんつん伸びて
風情が台無しになるので室内管理が基本です。

以前「盆栽にも造詣が深い」との触れ込みで
盛んにマスコミに登場していたお花屋さん
(実際にはきちんとした盆栽修行は全く受けていない)
がいらっしゃいまして,その方の台湾オギを
雑誌か何かで見たことがありますが,
明らかに日向で育てた物でした。
こういうのを「底が割れる」というのでしょう。
写真一枚で,本当の盆栽の知識は無いことがバレてしまいました。
その方の名前は最近全く聞かなくなりました。

話を台湾オギに元に戻しますが,わたしの台湾オギは,
園芸市で投売りされていたボロボロのもので,
300円で買いました。
本来は丈夫なものなので
生きてさえいれば再生できると踏んで買い求めたのでした。

翌日のエントリーにつづく》

テーマ : 盆栽 - ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

Author:盆栽中年とその周辺
盆栽好きだった祖父と暮らして,盆栽と盆栽業者と盆栽業界を見つめ続けてウン10年。
曲げたり寄せたり削ったり人形乗せたり苔張ったりと,心病める現代人の歪んだ全能感を満たす箱庭療法に成り下がった今時の盆栽に背を向けたひねくれ者の,月刊「近代盆栽」の提灯記事には騙されない日常。

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